北海道ドライブ【タウシュベツ川橋梁編】 [陸たび]

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今回の旅のメインイベントの一つ。タウシュベツ橋梁の見学ツアーです。


タウシュベツ川橋梁は、糠平ダムが完成する昭和30年まで、国鉄士幌線の橋梁として使用されていたアーチ橋です。糠平湖(ダム)の水位が上がり始める6月から沈み始め、10月頃には完全に水没するという沈む幻の橋でもあります。

橋梁の近くまで行ける林道は交通規制があり、事前申請がなければ一般車通れません。
転落の恐れやヒグマの出没地域出ることを考えれば、単独行動は避けるのが安全。
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ひがし大雪自然ガイドセンターに申し込み、2時間半程のツアーに参加しました。貸出される長靴に履き替え、出発です。林道を数km進んだところでクルマを降り、歩いて向かいます。
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冬期は糠平湖の水面が低下。春の時期はダムの底を歩くことができます。これも貴重な体験。
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切り株が多数。奥に後退した糠平湖の湖面が見えます。
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歩くこと数分、美しい橋梁が見えてきました。
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11連のアーチ橋。
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最近では崩落も進んでいます。今のようにアーチががつながった姿はあと数年とも言われ、今しか見られない、見ておくべき絶景です。
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線路が走っていたあとを歩きクルマまで戻ります。
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林道に入ら(れ)ない場合は、国道沿いにある展望台から望むこととなります。ここもヒグマ注意です。スマホで音楽を鳴らしながら、あえて音を出しながら進みます。
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展望台からはこのような眺めです。
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近くの幌加駅にはホームと線路が残されています。ここに集落があったとは思えないほど、いまは林しかありません。
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糠平周辺では複数の美しいアーチ橋が見られます。その中でもタウシュベツ川橋梁の美しさはダントツ。保存には数億円の費用がかかるということもあり、町では「保存しないこと」を決定しているとのこと。近い将来崩落してしまう運命というのは複雑な心境です。3,000円と安くない費用はかかりますが、大満足のツアーでした。

今回は湖の底を歩き橋梁を見上げる経験でしたが、水が張った状態の橋も是非見てみたいと思います。
違う季節の絶景は★こちら★などをご覧ください。
きっと見てみたくなるはずです。



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